横尾忠則(2021年8月20日)
 現在、東京都現代美術館で「GENKYO横尾忠則 [原郷から幻境へ、そして現況は?]」(~2021年10月17日迄)が開催されています。今回は横尾忠則さんの雑誌記事索引を紹介します。
 横尾さんをWeb OYA-bunkoで検索すると1042件(人名検索830件+Web目録212件)と大量にヒットします。展覧会を観て多くの人がすぐ感じるのはパブロ・ピカソの影響でしょう。横尾さんはピカソについて多くの雑誌でふれていますが、『ユリイカ』2008年11月号「特集 パブロ・ピカソ 現代美術の冒険者 パブロ・ピカソが撒き散らしたもの」で深く語っています。記事では1980年ニューヨークのMoMAで開催された展覧会でピカソの作品を観て、たいへん感銘を受けたことを話しています。
それまでグラフィックデザインを中心に仕事をしていたのですが、1980年に「画家宣言」をします。その経緯は『美術手帖』2013年11月に掲載されていました。実はそれまでもときどき絵画は描いていましたし、1966年の絵画展ではかなりまとまって複数描いたこともありました。記事ではピカソの絵を見た後、南天子画廊に絵画展をさせてくれと話した時に、偶然そばにいた新聞記者がそのことを記事にし、社会面に「横尾忠則が画家宣言」と出てしまった、というエピソードが掲載されています。とはいえ「ピカソの作品に出会って瞬時にデザインに対する情熱は消えてしまった」とも語っています。
 展覧会では三島由紀夫さんをモチーフにしたものが多数あります、また横尾さんが手掛けた「天井桟敷」のポスターもいくつか展示しています。三島由紀夫さんや寺山修司さんとの接点についても複数の記事で見ることができますが、例えば『文学界』2019年10月号の落合陽一さんとの対談では三島さんとの不思議な出会いや、寺山さんが突然「劇団を作る」と言ったときのことを語っています。
 横尾さんはピカソの作品様式が多彩なところも評価していますが、今回の展覧会を観てもその自由さに驚いてしまいます。油絵のキャンバスに新聞記事や鏡を貼ったり、絵から模型が一部出ていたり、電飾が施されていたりと絵画の枠にはまっていません。横尾さんの作品こそ展覧会で実物を観る価値があると思います。
※今回紹介した索引の雑誌記事コピーをご希望の場合は、遠隔地の方でも資料配送サービスで取り寄せることが出来ます。 どうぞご利用下さい。
No1      
記事種類 グラビア
タイトル  YOKOO TADANORI 何を描くかではなくて、どう描くかでもなく、如何に生きるかでもなく… ※「GENKYO 横尾忠則」展から『T+Y自画像』『原郷』ほか
 
執筆者  
雑誌名 
週刊朝日
発行日 
2021年08月06日
ページ  8-10
備 考  ‖横尾忠則[画家,イラストレーター,グラフィックデザイナー]‖
 
 
No2      
記事種類 インタビュー
タイトル  没後50年 21世紀のための三島由紀夫入門 私たちの三島由紀夫 美術家・横尾忠則の場合 50年後のコラボレーション ※亡くなる3日前に電話、写真集『男の死』が50年を経て出版、他
 
執筆者  横尾忠則
雑誌名 
芸術新潮
発行日 
2020年12月
ページ  22-23
備 考  ‖三島由紀夫[作家]人脈‖横尾忠則[画家,イラストレーター,グラフィックデザイナー]人脈‖
 
 
No3      
記事種類 インタビュー
タイトル  Art News 横尾忠則へ筆談インタビュー 日刊コロナアート ※過去作や新聞などのさまざまな素材にアッカンベーをしたマスクをコラージュした作品画像、コロナ禍での生活など
 
執筆者  横尾忠則
雑誌名 
芸術新潮
発行日 
2020年08月
ページ  98-101
備 考  ‖横尾忠則[画家,イラストレーター,グラフィックデザイナー]‖
 
 
No4      
記事種類 インタビュー
タイトル  私とan・an 8回 美術家 横尾忠則さん “誰もやっていないことをやる。全員がその心を持っていたと思います”
 
執筆者  横尾忠則
雑誌名 
an・an
発行日 
2020年03月04日
ページ  9
備 考  ‖横尾忠則[画家,イラストレーター,グラフィックデザイナー]略歴‖
 
 
No5      
記事種類 インタビュー
タイトル  死を忘るるなかれ 1回 美術家 横尾忠則 僕は生と死を同次元で考えているような気がする ※さまざまな「死」にまつわる題名や意匠をちりばめてきた、死を意識したきっかけ
 
執筆者  横尾忠則/今村守之
雑誌名 
週刊金曜日
発行日 
2020年02月07日
ページ  20-25
備 考  ‖横尾忠則[画家,イラストレーター,グラフィックデザイナー]‖
 
 
No6      
記事種類 対談
タイトル  さかのぼり日本のアート 1回 画家への転向と、アートの終着点…ウォーホル、三島、万博 ※三島由紀夫や寺山修司の記憶、難聴が作品に与えた影響、初めての海外旅行、大阪万博への反発、他
 
執筆者  横尾忠則/落合陽一
雑誌名 
文学界
発行日 
2019年10月
ページ  212-233
備 考  ‖落合陽一[メディア・アーティスト]連載‖横尾忠則[画家,イラストレーター,グラフィックデザイナー]‖
 
 
No7      
記事種類 対談
タイトル  定年消滅 人生100年をどう働くか 五木寛之×横尾忠則 賢くボケて空っぽになる 生涯現役をめざして
 
執筆者  五木寛之/横尾忠則
雑誌名 
中央公論
発行日 
2019年07月
ページ  22-35
備 考  ‖五木寛之[作家]略歴‖横尾忠則[画家,イラストレーター,グラフィックデザイナー]略歴‖
 
 
No8      
記事種類 インタビュー
タイトル  祝・結成40周年 YMO40 彼らがいた時代 もしも、僕が4人目のYMOになっていたら… YMOになるはずだった!?横尾忠則が語る結成秘話
 
執筆者  横尾忠則
雑誌名 
婦人画報
発行日 
2019年07月
ページ  213
備 考  ‖横尾忠則[画家,イラストレーター,グラフィックデザイナー]‖
 
 
No9      
記事種類 対談
タイトル  いま、一番気になる仕事 112回 横尾忠則(アーティスト)×滝川クリステル 「経済的価値を優先するとアートが犠牲になってしまう」
 
執筆者  横尾忠則/滝川クリステル
雑誌名 
ゲーテ
発行日 
2019年07月
ページ  20-23
備 考  ‖滝川クリステル[アナウンサー]連載‖横尾忠則[画家,イラストレーター,グラフィックデザイナー]‖
 
 
No10    
記事種類 インタビュー
タイトル  手塚治虫の仕事 そのクリエイションに直に触れた、3人の証言 横尾忠則 読者のずっと先を行く、終末意識の持ち主
 
執筆者  横尾忠則
雑誌名 
Pen
発行日 
2018年03月01日
ページ  114-115
備 考  ‖横尾忠則[画家,イラストレーター,グラフィックデザイナー]人脈‖
 
 
No11    
記事種類 対談
タイトル  超老力 大先輩にまなぶ、アートと生きるゴールデンエイジ スペシャル作家対談 横尾忠則(81歳)×香取慎吾(41歳) ※「今、絵を描くこと」とは,横尾忠則略年譜あり
 
執筆者  横尾忠則/香取慎吾
雑誌名 
芸術新潮
発行日 
2018年03月
ページ  14-25
備 考  ‖香取慎吾、SMAP[タレント,SMAP]‖横尾忠則[画家,イラストレーター,グラフィックデザイナー]略歴‖
 
 
No12    
記事種類 インタビュー/グラビア
タイトル  特集 横尾忠則「未完の芸術」 29作品で辿るアートな人生 81歳の巨匠、創作を語る「僕はこんなふうに絵を描いてきた」
 
執筆者  横尾忠則/戸田梨恵
雑誌名 
週刊ポスト
発行日 
2017年09月22日
ページ  13-20
備 考  ‖横尾忠則[画家,イラストレーター,グラフィックデザイナー]略歴‖
 
 
No13    
記事種類 インタビュー
タイトル  TOKYO 80s 真似のできない人生訓 横尾忠則 考えず、言われるままに流されて、辿り着いた芸術の果て ※みうらじゅんのコメントあり
 
執筆者  横尾忠則
雑誌名 
BRUTUS
発行日 
2017年07月01日
ページ  21/26-29
備 考  ‖横尾忠則[画家,イラストレーター,グラフィックデザイナー]略歴‖
 
 
No14    
記事種類 インタビュー
タイトル  特集 横尾忠則 ロング・インタビュー 僕にとって絵を描くということは、模写するということだった ※横尾忠則の原風景、模写するということ、デザインとアートの間で、「画家宣言」で転向
 
執筆者  横尾忠則
雑誌名 
美術手帖
発行日 
2013年11月
ページ  32-41
備 考  ‖横尾忠則[画家,イラストレーター,グラフィックデザイナー]‖
 
 
No15    
記事種類 対談
タイトル  いま行くべき美術館はどこだ? ニッポンの最新ミュージアムへ行きたい 瀬戸内・豊島に誕生した横尾忠則の空間がすごい ※〈豊島横尾館〉、兵庫県〈横尾忠則現代美術館〉
 
執筆者  永山祐子/横尾忠則
雑誌名 
CASA BRUTUS
発行日 
2013年11月
ページ  52-59
備 考  ‖横尾忠則[画家,イラストレーター,グラフィックデザイナー]‖
 
 
No16    
記事種類 対談
タイトル  お洒落の秀才たち 素敵な人に寄りそうよき隣人たち 横尾忠則×平野啓一郎 “自分がデザインした服は着たくない”“スタイルを固定してしまう人には魅力を感じない”
 
執筆者  横尾忠則/平野啓一郎/柴田充
雑誌名 
ゲーテ
発行日 
2013年11月
ページ  66-67
備 考  ‖平野啓一郎[作家]ファッション‖横尾忠則[画家,イラストレーター,グラフィックデザイナー]ファッション‖
 
 
No17    
記事種類 インタビュー
タイトル  パブロ・ピカソ 現代美術の冒険者 パブロ・ピカソが撒き散らしたもの
 
執筆者  横尾忠則/黒瀬陽平
雑誌名 
ユリイカ
発行日 
2008年11月
ページ  28-52
備 考  ‖パブロ・ピカソ[画家]‖横尾忠則[画家,イラストレーター,グラフィックデザイナー]‖
 
 
No18    
記事種類 対談
タイトル  横尾忠則×平野啓一郎、やんちゃ対談 1回 アートと文学の嘘と真実 ※横尾忠則の生い立ちと作品の足跡、芸術家との交流、アンリ・ルソー、Y字路シリーズ
 
執筆者  横尾忠則/平野啓一郎
雑誌名 
ミセス
発行日 
2008年05月
ページ  248-261
備 考  ‖平野啓一郎[作家]略歴、連載‖横尾忠則[画家,イラストレーター,グラフィックデザイナー]略歴、連載‖
 
 
No19    
記事種類 インタビュー
タイトル  一個人インタビュー 横尾忠則 自分のために好きなことのために時間を使おう 僕は閃きと直感に、身をゆだねて生きてきた
 
執筆者  横尾忠則
雑誌名 
一個人
発行日 
2008年02月
ページ  129-133
備 考  ‖横尾忠則[画家,イラストレーター,グラフィックデザイナー]略歴‖
 
 
No20    
記事種類 対談
タイトル  ワガママ老人のすすめ 人は自分の年齢を自覚した瞬間、その年になる
 
執筆者  横尾忠則/瀬戸内寂聴
雑誌名 
Voice
発行日 
2007年10月
ページ  148-157
備 考  ‖瀬戸内寂聴[作家,瀬戸内晴美から改名]‖横尾忠則[画家,イラストレーター,グラフィックデザイナー]‖
 
 
No21    
記事種類 対談
タイトル  親子のカタチ 1回 物心ついたときから、父は自由奔放なポップスター。息子は、そんな父に激しく反発し続けた。放浪から帰還した息子は、父のビジネスパートナーに
 
執筆者  横尾忠則/横尾英
雑誌名 
週刊朝日
発行日 
2006年06月16日
ページ  61-65
備 考  ‖横尾忠則[画家,イラストレーター,グラフィックデザイナー]家族‖家族,スター,親子,連載
 
 
No22    
記事種類 インタビュー
タイトル  巻頭ロングインタビュー 横尾忠則大爆発! 筆と絵具を持って全ての作品を手直ししたい。
 
執筆者  横尾忠則
雑誌名 
編集会議
発行日 
2002年10月
ページ  2-9
備 考  ‖横尾忠則[画家,イラストレーター,グラフィックデザイナー]略歴‖
 
 
No23    
記事種類 対談
タイトル  みうらじゅん全1巻 みうらじゅんのスキスキ対談 横尾忠則 オレの神様はここに在る ※『フィーチャー』1999年3月号の再録
 
執筆者  横尾忠則/みうらじゅん
雑誌名 
編集会議別冊
発行日 
2002年06月01日
ページ  146-151
備 考  ‖みうらじゅん[漫画家,イラストレーター]‖横尾忠則[画家,イラストレーター,グラフィックデザイナー]‖
 
 
No24    
記事種類 グラビア
タイトル  天井桟敷ポスターに見る寺山修司の軌跡 ※「ガリガリ博士の犯罪」及川正通・画、「大山デブコの犯罪」横尾忠則・画、「盲人書簡 上海篇」花輪和一・画、他
 
執筆者  
雑誌名 
週刊読売
発行日 
1996年12月15日
ページ  3-6
備 考  ‖寺山修司[歌人,詩人,劇作家]‖
 
 
No25    
記事種類 対談
タイトル  Ryu’s倶楽部 村上龍の「日本はこんなにつまらない」 35回 横尾忠則さん 面倒くさいって言ってるやつほど面倒な仕事をしてるんだ
 
執筆者  横尾忠則/村上龍
雑誌名 
サンデー毎日
発行日 
1996年09月22日
ページ  48-52
備 考  ‖村上龍[作家]連載‖横尾忠則[画家,イラストレーター,グラフィックデザイナー]略歴‖
 
 
No26    
記事種類 対談
タイトル  対談 横尾忠則×細野晴臣 ウォーホルとぼくらの時代 ※『横尾忠則自伝』と『ウォーホル日記』
 
執筆者  横尾忠則/細野晴臣
雑誌名 
本の話
発行日 
1995年12月
ページ  60-66
備 考  ‖アンディ・ウォーホル[画家,版画家]‖細野晴臣[ミュージシャン]‖横尾忠則[画家,イラストレーター,グラフィックデザイナー]‖
 
 
No27    
記事種類 対談
タイトル  2人のプライベート・ツアー。横尾忠則×松任谷由実 インドを語る。
 
執筆者  横尾忠則/松任谷由実
雑誌名 
マルコポーロ
発行日 
1994年12月
ページ  158-163
備 考  ‖松任谷由実[シンガーソングライター,荒井由実から改名]略歴‖横尾忠則[画家,イラストレーター,グラフィックデザイナー]略歴‖インド
 
 
No28    
記事種類 対談
タイトル  世界の巨匠クロサワが今は喪われたうるわしき師弟愛を描く監督30作目の話題作『まあだだよ』
 
執筆者  黒沢明/横尾忠則
雑誌名 
マリ・クレール
発行日 
1993年05月
ページ  178-183
備 考  ‖黒沢明、黒澤明[映画監督]‖横尾忠則[画家,イラストレーター,グラフィックデザイナー]‖日本映画,「まあだだよ」
 
 
No29    
記事種類 
タイトル  BEAUX-ARTS “自由の絵画”目指した「横尾忠則展」 画家宣言から6年
 
執筆者  
雑誌名 
マリ・クレール
発行日 
1987年03月
ページ  232
備 考  ‖横尾忠則[画家,イラストレーター,グラフィックデザイナー]‖
 
 
No30    
記事種類 グラビア
タイトル  人物スペクタクル 妖怪繪師横尾忠則
 
執筆者  
雑誌名 
HEIBONパンチDELUXE
発行日 
1967年05月
ページ  巻頭
備 考  ‖グラビア‖横尾忠則[イラストレーター]‖