加賀まりこ

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加賀まりこ(2025815日)

 84日からはじまりました『朝日新聞』の連載「語る -人生の贈り物-」は加賀まりこさんのインタビュー記事(全14回)です。16歳から六本木のイタリア料理店「キャンティ」に通い、六本木族と呼ばれ作家やミュージシャン、映画監督、建築家、皇族、といった文化人と交流したことや、女優としてデビューしたころから長い間活躍してきたことが語られています。今回は加賀まりこさんの雑誌記事索引を紹介します。

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 Web OYA-bunko人名検索で加賀さんを検索すると655件ヒットします。一番古い記事は『毎日グラフ』19621125日号です。 

1.
記事種類
タイトル
mgショー ドライに泣かせてよう 『恋知り初めて』 主役の加賀まりこ
発言者
雑誌名
毎日グラフ
発行日
1962年11月25日
ページ
8-9
備 考
‖加賀まりこ[女優]‖

 ドラマ「恋知り始めて」に出演したころの記事です。記事によると「恋知り始めて」はデビューした年の俳優の仕事でしたが、ドラマとしては3本目の主役だったそうなので大型新人だったようです。

 

 『文藝春秋』199412月号では「キャンティ」について語っています。

2.
記事種類
座談
タイトル
六本木「キャンティ」の青春 大江、吉行も通った、60年代の情報発信地 ※川添浩史・梶子夫妻経営のイタリアンレストラン
発言者
かまやつひろし/永山武臣/加賀まりこ/他
雑誌名
文藝春秋
発行日
1994年12月
ページ
328-336
備 考
‖加賀まりこ[女優]人脈‖川添梶子[レストラン「キャンティ」]家族、人脈‖永山武臣[松竹,永山雅啓から改名]人脈‖ムッシュかまやつ、かまやつひろし[ミュージシャン,スパイダース,かまやつひろしから改名]人脈‖六本木族

 この記事は加賀まりこさん、かまやつひろしさん、永山武臣さん、川添象郎さんによる座談記事です。「キャンティ」というのは東京六本木飯倉片町にあったイタリアンレストランで、川添象郎さんの両親・川添浩史さんと妻の梶子さんが経営していました。二人は加賀さんやかまやつさん、といった当時の若者を優しく受け入れてくれたそうです。お店は川端康成や大江健三郎、三島由紀夫なども来る文化人の溜まり場となり、16歳の加賀さんは彼らの話をコーヒー1杯注文して傍らで聞いていたそうです。

 

 女優として転機となったのは1965年に詩劇『オンディーヌ』に出演したことです。インタビューや対談の記事ではことあるごとに『オンディーヌ』について語っていますが、当時のインタビュー記事が『週刊女性』196569日号に掲載されています。

3.目録
記事種類
インタビュー
タイトル
“オンディーヌ”になって女優に目ざめた加賀
発言者
雑誌名
週刊女性
発行日
1965年06月09日
ページ
35-37
備 考
‖加賀まりこ[女優]‖
4.
記事種類
インタビュー
タイトル
大女優が語る昭和の映画 加賀まりこ 川端先生から感じた「清澄なる官能」 六本木の少女が「小悪魔」と呼ばれるようになって
発言者
加賀まりこ
雑誌名
文藝春秋
発行日
2017年02月
ページ
274-281
備 考
‖加賀まりこ[女優]人脈‖

 タイトルは「オンディーヌ(水の精)になって女優に目ざめた加賀まりこ」となっています。『文藝春秋』20172月号では、オファーのいきさつが語られています。いくつもの話題作に出演しながら、女優を辞めようかと思いパリに半年ほど滞在していたころオファーがあった。国際電話でお姉さんに相談したら「なに言ってるの!オンディーヌなんて大役、あんたみたいなチンピラにできるわけないでしょ」とひどい言われようだった。負けず嫌いの血が騒いで女優最後の仕事にしようと挑んだそうです。

 ところが、稽古が始まるとお姉さんの一言を思い知らされる日々で、思った演技もできず、そもそも舞台で通る声も出ていないことに気がつきます。公演は大入りの大成功でしたが、自分は超ヘタクソだという口惜しさからデビュー4年目にしてやっと“女優志願”になったと語っています。

 

 近年は後輩の俳優に大きな影響を与えているようです。

5.
記事種類
グラビア/対談
タイトル
「あなたを落とすのはずいぶん簡単ね」 加賀まりこ 塚地武雅 親子役で初共演 塚地のハートはこれで鷲づかみ!? ※映画『梅切らぬバカ』
発言者
加賀まりこ/塚地武雅
雑誌名
週刊女性
発行日
2021年12月07日
ページ
175-177
備 考
‖加賀まりこ[女優]‖塚地武雅、ドランクドラゴン[ドランクドラゴン]‖
6.
記事種類
対談
タイトル
人生の棚卸しでラクになる 「やめる」「始める」35のこと 加賀まりこ(女優)×内田有紀(女優) 失敗しても学べばいい 世間体は気にせず、自分軸で
発言者
加賀まりこ/内田有紀
雑誌名
婦人公論
発行日
2024年05月
ページ
10-15
備 考
‖内田有紀[女優]略歴‖加賀まりこ[女優]略歴‖

 『週刊女性』2021127日号は加賀さんと塚地武雅さんの対談記事になっています。映画『梅切らぬバカ』で自閉症の息子という難しい役を演じる塚地さんに優しい言葉をかけています。

 また、『婦人公論』20245月号は加賀さんと内田有紀さんの対談記事です。プライベートでも親交のある二人ですが、加賀さんから役者についての厳しい意見をいただいた思い出話を語っています。

 

 加賀さんの言葉はいつも鋭く、歯に衣着せぬ話し方をします。若いころから東京やパリを肩で風を切って歩いてきた都会の人であり、物事の見方は洗練されていて、その雰囲気は今も健在です。長い間芸能の世界で活躍してきましたが、現在も輝く唯一無二の俳優です。

 

 加賀まりこさんの記事、その他です。

7.
記事種類
座談
タイトル
週現『熱討スタジアム』 102回 小悪魔女優・加賀まりこを語ろう ※素のままで演じた「ユカ」、六本木の「顔」だった、川端康成も惚れた、加賀まりこを堪能できる5作品
発言者
中尾彬/谷隼人/関川夏央
雑誌名
週刊現代
発行日
2014年04月26日
ページ
166-169
備 考
‖加賀まりこ[女優]‖関川夏央[ノンフィクションライター]‖谷隼人[俳優]‖中尾彬[俳優]‖
8.
記事種類
対談
タイトル
美が凝縮したパワースポット “劇場”へ行こう! 現代演劇・歌舞伎・宝塚・ダンス&バレエ 『8人の女たち』主演の加賀まりこさん×マイコさんが対談! 舞台は最高に楽しい!
発言者
加賀まりこ/マイコ
雑誌名
25ans
発行日
2011年12月
ページ
334-335
備 考
‖加賀まりこ[女優]‖マイコ[女優,モデル]‖
9.
記事種類
対談
タイトル
新宿を楽しむ本 思い出がつまったホームタウン
発言者
加賀まりこ/伊東四朗
雑誌名
東京人臨増
発行日
2010年02月09日
ページ
12-17
備 考
‖伊東四朗[俳優]略歴‖加賀まりこ[女優]略歴‖新宿区
10.
記事種類
対談
タイトル
映画談義 加賀まりこ×古舘伊知郎 途方もない映画好き同士
発言者
加賀まりこ/古舘伊知郎
雑誌名
FRaU
発行日
2003年01月14日
ページ
204-207
備 考
‖加賀まりこ[女優]略歴‖古舘伊知郎[アナウンサー]略歴‖
11.
記事種類
グラビア
タイトル
プロマイド写真で振り返る女性限定・昭和の青春アイドル名鑑 4回 加賀まりこ 元祖・六本木族から芸能界のご意見番へ転身
発言者
雑誌名
週刊大衆
発行日
2002年03月25日
ページ
147
備 考
‖加賀まりこ[女優]‖
12.
記事種類
対談
タイトル
山城新伍の美女“転がし” 26回 加賀まりこ 「私がバッチリの時には男は誰も引っ掛からないの」
発言者
加賀まりこ/山城新伍
雑誌名
週刊現代
発行日
1991年11月16日
ページ
158-161
備 考
‖加賀まりこ[女優]略歴‖
13.
記事種類
タイトル
戦後35年・われらの英雄35人 36年 六本木に現われたタウン族と加賀まりこ
発言者
山際淳司
雑誌名
文藝春秋
発行日
1980年09月
ページ
213-215
備 考
‖加賀まりこ[女優]‖六本木族
14.目録
記事種類
タイトル
ドキュメント私生活 5回 加賀まりこ
発言者
雑誌名
週刊女性
発行日
1973年11月17日
ページ
178先頭頁のみ表記の場合あり
備 考
‖加賀まりこ[女優]‖
15.目録
記事種類
タイトル
加賀まりこサンの「ここ」が大好き!大嫌い!
発言者
雑誌名
週刊読売
発行日
1973年08月04日
ページ
120-123
備 考
‖加賀まりこ[女優]‖
16.目録
記事種類
グラビア
タイトル
生活拝見 初舞台に賭ける妖精
発言者
雑誌名
主婦と生活
発行日
1965年08月
ページ
71先頭頁のみ表記の場合あり
備 考
‖加賀まりこ[女優]‖
17.目録
記事種類
タイトル
人が変った?加賀まりこの生活演技
発言者
雑誌名
平凡パンチ
発行日
1965年05月31日
ページ
36先頭頁のみ表記の場合あり
備 考
‖加賀まりこ[女優]‖
18.目録
記事種類
タイトル
かわいい現代の妖精
発言者
雑誌名
週刊読売
発行日
1965年01月17日
ページ
22先頭頁のみ表記の場合あり
備 考
‖加賀まりこ[女優]‖
19.
記事種類
グラビア
タイトル
女 加賀まりこ
発言者
大竹省二
雑誌名
平凡パンチ
発行日
1964年05月11日
ページ
49-53
備 考
‖加賀まりこ[女優]‖
20.目録
記事種類
インタビュー
タイトル
ポンコツ・インタビュー 型にはまった女優になりたくない
発言者
加賀まりこ/富永一朗
雑誌名
漫画サンデー
発行日
1963年02月20日
ページ
58先頭頁のみ表記の場合あり
備 考
‖加賀まりこ[女優]‖

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