デヴィッド・グレーバー (2021年1月29日)
 「なぜ多くの人々が“どうでもいい仕事”を行い、資本主義社会はそれに対価を払い続けているのか」というテーマの本『ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論』は、昨年の夏に日本版が刊行されてから大きな注目を集めています。著者で人類学者のデヴィッド・グレーバー氏が昨年9月に59歳の若さで亡くなっていたことを、年末の『週刊金曜日』の追悼記事で知りました。今回は、デヴィッド・グレーバーの索引を15件紹介します。
 彼が定義した「ブルシット・ジョブ」。英国の世論調査で「自分の仕事は世の中に意義のある貢献をしていない」と37%の人が回答したといいます。
 本の序文には「本書が私たちの文明の心臓部を射貫く矢となることをねがっている。わたしたちがみずからつくりだしてきたもののなかには、なにかとてもおかしなところがある。」とあります。
 『群像』2020年11月の追悼記事には、彼の死が与えた世界中の人々への大きな衝撃が記され、海外で出された追悼記事や弔文が紹介されています。
 唯一無二の思想と存在感で、様々な違った思想を持つ人たちからも慕われたグレーバー氏の死が惜しまれます。
※今回紹介した索引の雑誌記事コピーをご希望の場合は、遠隔地の方でも資料配送サービスで取り寄せることが出来ます。 どうぞご利用下さい。
No1      
記事種類 
タイトル  ありがとう。そしてさようなら 2020年に亡くなった方々 デヴィッド・グレーバーさん 真に自由な社会を追究しまくった
 
執筆者  本橋哲也
雑誌名 
週刊金曜日
発行日 
2020年12月25日
ページ  51
備 考  ‖デヴィッド・グレーバー[文化人類学,活動家]訃報‖
 
 
No2      
記事種類 書評
タイトル  Book Review デヴィッド・グレーバー『ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論』岩波書店 現代資本主義が生んだ無駄な仕事と低賃金仕事
 
執筆者  服部茂幸
雑誌名 
週刊エコノミスト
発行日 
2020年11月24日
ページ  54-55
備 考  ‖デヴィッド・グレーバー[文化人類学,活動家]略歴‖
 
 
No3      
記事種類 
タイトル  追悼 D・グレーバー 「神秘的な、楽しい未来」に向けて…デヴィッド・グレーバーを読み続けるために
 
執筆者  片岡大右
雑誌名 
群像
発行日 
2020年11月
ページ  236-243
備 考  ‖デヴィッド・グレーバー[文化人類学,活動家]訃報‖
 
 
No4      
記事種類 
タイトル  追悼 デヴィッド・グレーバー そこで開かれた諸可能性は、二度と閉じられることはない
 
執筆者  酒井隆史
雑誌名 
世界
発行日 
2020年11月
ページ  216-221
備 考  ‖デヴィッド・グレーバー[文化人類学,活動家]‖
 
 
No5      
記事種類 
タイトル  エセー グレーバーからの負債…デヴィッド・グレーバー追悼
 
執筆者  森元斎
雑誌名 
文学界
発行日 
2020年11月
ページ  294-295
備 考  ‖デヴィッド・グレーバー[文化人類学,活動家]訃報‖森元斎[哲学]‖
 
 
No6      
記事種類 対談
タイトル  コロナ禍と“クソどうでもいい仕事”について ※デヴィッド・グレーバー『ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論』による分析を手がかりに、コロナ禍以降の人間的な働き方を模索する
 
執筆者  ブレイディみかこ/栗原康
雑誌名 
文学界
発行日 
2020年10月
ページ  212-222
備 考  ‖栗原康[政治学]‖デヴィッド・グレーバー[文化人類学,活動家]‖ブレイディみかこ[ライター,保育士]‖
 
 
No7      
記事種類 
タイトル  論点 未来を開く…デヴィッド・グレーバーを読む ※アナキズムの活動家として知られる人類学者の著作を読む
 
執筆者  片岡大右
雑誌名 
群像
発行日 
2020年09月
ページ  331-345
備 考  ‖デヴィッド・グレーバー[文化人類学,活動家]‖
 
 
No8      
記事種類 書評
タイトル  話題の本 ブックレビュー デヴィッド・グレーバー『民主主義の非西洋起源について 「あいだ」の空間の民主主義』以文社 民主主義と国家は両立せず 危機にあるのは共和制国家
 
執筆者  河野龍太郎
雑誌名 
週刊東洋経済
発行日 
2020年07月25日
ページ  84
備 考  ‖デヴィッド・グレーバー[文化人類学,活動家]‖
 
 
No9      
記事種類 
タイトル  Book Review 読書日記 ブレイディみかこ 常識破りの問いを立て民主主義を考えつくす ※デヴィッド・グレーバー『民主主義の非西洋起源について』
 
執筆者  ブレイディみかこ
雑誌名 
週刊エコノミスト
発行日 
2020年06月16日
ページ  53
備 考  ‖デヴィッド・グレーバー[文化人類学,活動家]‖ブレイディみかこ[ライター,保育士]連載‖
 
 
No10    
記事種類 
タイトル  ブロークン・ブリテンに聞け 16回 グレーバーの考察:労働者階級の「思いやり」が緊縮マインドを育てる ※緊縮財政のレトリックと労働者階級のメンタリティーの親和性
 
執筆者  ブレイディみかこ
雑誌名 
群像
発行日 
2019年06月
ページ  193-195
備 考  ‖デヴィッド・グレーバー[文化人類学,活動家]‖ブレイディみかこ[ライター,保育士]連載‖勤労者,労働者
 
 
No11    
記事種類 
タイトル  100年「情熱的に働き、学び続ける」時代 『負債論』著者、人類学者デヴィッド・グレーバー 37%が仕事の意義を感じない「Bullshit Jobs」が増えている!
 
執筆者  デヴィッド・グレーバー
雑誌名 
フォーブス ジャパン
発行日 
2019年06月
ページ  50-52
備 考  ‖デヴィッド・グレーバー[文化人類学,活動家]‖
 
 
No12    
記事種類 
タイトル  ブロークン・ブリテンに聞け 15回 『負債論』と反緊縮:グレーバーが「経済サドマゾキズム」と呼んだもの ※アナキストであり、緊縮財政反対論者のデヴィッド・グレーバー
 
執筆者  ブレイディみかこ
雑誌名 
群像
発行日 
2019年05月
ページ  149-151
備 考  ‖デヴィッド・グレーバー[文化人類学,活動家]‖ブレイディみかこ[ライター,保育士]連載‖
 
 
No13    
記事種類 
タイトル  政治を変革する思想と方法 〈黄色いベスト〉運動 私たちの足もとで地面は大きく動いている ※デヴィッド・グレーバーが『ル・モンド』論説欄に寄せた分析、訳者・片岡大右による解説あり
 
執筆者  デヴィッド・グレーバー
雑誌名 
世界
発行日 
2019年02月
ページ  124-130
備 考  ‖デヴィッド・グレーバー[文化人類学,活動家]‖マクロン政権,フランス・政治
 
 
No14    
記事種類 インタビュー
タイトル  資本主義の未来 いらない仕事が増える理由 「新しい仕事をつくり雇用を増やさなければならない」という社会の大きなプレッシャー
 
執筆者  デヴィッド・グレーバー/大野和基
雑誌名 
Voice
発行日 
2018年12月
ページ  154-163
備 考  ‖デヴィッド・グレーバー[文化人類学,活動家]略歴‖
 
 
No15    
記事種類 インタビュー
タイトル  BAD INTERVIEW デヴィッド・グレーバー 「自由を勝ち取るためには、まず自由を経験することから…」 ※著書『アナーキスト人類学のための断章』
 
執筆者  デヴィッド・グレーバー
雑誌名 
スタジオボイス
発行日 
2007年01月
ページ  139-141
備 考  ‖デヴィッド・グレーバー[文化人類学,活動家]‖