大宅壮一の本 ④日本的忠誠心

書誌情報

昭和42年  3月10日発行(1967)
著作者 大宅壮一
発行者 村上政之
印刷所 大日本印刷
発行所 サンケイ新聞出版局
11.7cm×18cm、本文338頁

 
目次

著者の言葉

典型的日本人の最後
  高杉ついに倒れる
  下関のもつ独特の魅力
  竹・梅を愛する詩人
  戦費を流用して放蕩
  病床に三人の女
  最大の女傑の一人
  愛国心の生きた象徴
  もっとも日本人的な日本人
  最大の死にみやげ
  娼妓にも日本魂あり!

明治、大正、昭和の秘密
  謎の解禁期
  事件を大きくする新聞
  新聞報道は氷山の一角
  戦後の謎

天皇株を買う人々
  株式投資の最大対象
  第一期天皇コンツェルン
  あやつられた天皇家
  信長、大いに天皇株を買う
  俄か関白の出現
  ケチくさい毛利元就
  天皇株入手競争
  天皇、高利貸を開業
  お粥代、従二位
  コッソリ株を買う家康
  大物ブローカー・天海僧正
  天皇は飾りものなり
  公家“破防法”
  家康、大株主となる
  マッカーサーと家康
  水戸家に買わせた皇室株
  秀忠の“血”の売込み
  天皇家への押しかけ女御
  カワラ版“曲学阿世”

秩父・高松・三笠宮論
  親しみをもたれた秩父宮
  自由な空気を好む高松宮
  市民生活を楽しむ三笠宮

現代英雄論
  英雄は時代の影法師
  英雄と戦争
  民族統一の英雄
  第二次大戦後の英雄
  英雄の民族性
  日本英雄列伝

昭和政界史
  西園寺イズム近衛イズム
    一
    二
    三
    四
    五
    六

  上海事変と郭沫若の思い出
    一
    二
    三
    四

  貴族院と研究会の正体
    一
    二
    三
    四
    五

  空しく終わった和平工作
    一
    二
    三
    四
    五
    六
    七

  新人会と昭和研究会
    一
    二
    三
    四
    五
    六
    七
    八
    九
    十
    十一
    十二
    十三
    十四

文士争闘の歴史
  一  「俺が」「俺は」「俺の」の時代
  二  問題文芸
  三  遊蕩文学論
  四  民衆芸術論
  五  人格主義
  六  人道主義
  七  第四階級の芸術
  八  プロレタリア文学
  九  『文芸春秋』をめぐって
  十  関東大震災をめぐって
  十一 菊池寛の文壇制覇
  十二 青野季吉と藤森成吉
  十三 形式主義論
  十四 二つの「価値」
  十五 ついに暴力に至る

世相五十年史
  一
  二
  三

恋愛事件史九十年
  明治型
    壮士等の貞操観念
    恋愛禍罪の連鎖反応
  大正型
    血湧き肉踊る大ロマン
    死を選んで有島武郎
  昭和型
    岡田嘉子の歩んだ道
    主導権のバトン渡る

興亡流転十年史
  アクロバット日本!
  処罰か贈物か
  占領政策の大転換
  牙のない狼
  ビリがトップか、トップがビリか

日本のナショナリズム
  防衛大学生の知能テスト
  健全で開放的な愛国心

一億総憂鬱
  利害とつながる“肩書”
  退化している“議会政治”

鈴木茂三郎の引退
  “生命”の長さでは異例
  革新系の政治評論家に

ライシャワー大使の辞任
  その混血児的な悲劇性
  身辺の進歩的エリート

壁新聞と怪文書
  政治的季節のかわりめ
  後進国なみの環境衛生

大宅壮一の本 ③人物鑑定法(下)

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