日本の盲點 ・ 世相の航跡

書誌情報

昭和29年  5月20日発行(1954)
現代日本評論選9  共著
著作者 大宅壮一 荒恒秀雄
発行者 古田晁
印刷者 草刈親雄
印刷所 中央製本印刷
発行所 筑摩書房
12.8cm×18.3cm、本文234頁

 
目次

日本の盲点(大宅壮一)
 日本占領をめぐる十二の大きな失敗 世界戦史に比類なき成功といわれたが
  占領に失敗はつきもの
  禍はどこに?
  買いかぶりすぎたブラック・ドラゴン
  アチソンとマッカーサー
  パージの不明瞭さ
  すすみすぎた労働法
  革命にすぎた農地改革
  つねに権力の座にすわる官僚
  六三制の失敗
  買いかぶられた日本国民
  通弁政治の弊害
  学生層に多い反米思想
  イールズの失敗

 『アメリカ処罰案』一束 戦時中における日本知識人の生態
  かわりやすい言動
  灸をすえるの気概
  もつと大きな朝が来る
  友軍作家の卓見
  勇敢な板垣女史
  貴重な文献

 日本の表情
  混乱から混乱
  「通」ということ
  漫画と庶民性
  お役所のDDT運動
  日僑奨励
  便利な「民主主義」
  今様「ふみ絵」
  チャタレイ判決
  不渡り時代
  大衆の立場
  「勝負」の哲学
  タマラン節と独立式典歌
  悲しい現実
  日本の盲点
  気分と行動
  硫黄島の砂
  政治家と「金」
  手と人物
  破防法と自由
  「三十八度線」をつくる資本家
  現代青年の特性

 蛙のこえ
  カツラ
  新興政治
  崖の上と下
  株主“徳球”
  パチンコと青春
  子供の給料
  小説の計り売り
  引用
  改作
  眼高手低
  ナショナル・リーダー
  “三P”
  “三ワ”
  エスケープティズム
  非政治家
  運命
  漢文復活
  文学大将
  勲章
  乱コース
  皇太子
  スピード
  国と思想
  家庭教師
  限定相続
  番人
  楠公株
  天皇制
  姦
  恥多し
  正月的人物
  偶然
  狼と羊
  自然
  私塾
  論理
  喜劇
  二者択一
  非芸術院
  昔話
  錯覚
  実働
  招待

※以下、大見出しのみ
世相の航跡(荒垣秀雄)
 新聞の自由と個人の自由
 憲法の裏返し
 風にそよぐ平和憲法
 チャップリン アメリカの不自由
 『民尾守』君という人間・警察官
 原爆を記念するもの
 言葉の魔術 レッテルの国
 祖国愛の方向 世論調査の錯誤
 アプレ・ゲール・ルネッサンス 次のアプレ・ゲールはあり得ない
 亭主関白か女房天下か 職業婦人の地位
 モラルとそろばん メーシー百貨店の不買勸告
 原始力スポーツ 機械の奴隷と素裸の人間
 冗舌と沈黙
 あげ底独立

あとがき(大宅壮一)

あとがき(荒垣秀雄)

失礼御免

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