モダン層とモダン相

書誌情報

昭和5年  8月25日発行(1930)
著作者 大宅壮一
発行者 坂戸照
印刷者 前田宗松
発行所 大鳳閣書房
13.5cm×19.5cm(菊判)、本文358頁

 
目次


モダン層とモダン相
  モダン層
  モダン相
容貌受難
百パーセント・モガ
  一
  二
  三
女性尖端人批判
  一
  二
  三
  四
近代美と野蠻美 移動して行く美の基準
  一、刺戟美
  二、破調美
  三、力と技巧
享樂生活の裏表
  一、享樂の近代性
  二、近代的貧困
意味のあるナンセンス
新颱風を見る 「友愛結婚」と日本
  一
  二
  三
  四
「金」と「戀愛」の關係
  一、戀愛取引の變遷
  二、職業としての「妻」
  三、「戀愛と金錢」の文學
戀愛及友情の對象としての異性
  一
  二
  三
  四
娘の反逆と親馬鹿時代相
  一
  二
  三
  四
  五
  六
  七
知識的自由勞働者に就て
  一
  二
  三
サラリーマンの生活と思想
  一
  二
  三
  四
  五
知識階級は何處へ行く 階級的技師として
  一
  二
  三
「一九三〇年」の魅力
「やぢやありませんか」の時代的考察
  一、時代色の解剖
  二、今日の時代色
  三、「やぢやありませんか」の社會的意義
時代相三態
  一、「大都市計畫」
  二、「大××行進曲」
  三、前遞相の外套
神樂坂通り
圓タク助手の一夜
大阪の東京化と東京の大阪化
大阪は日本の米國だ
大阪文化の日本征服
  一
  二
  三
  四
ヴイターミンを失つた「島崎藤村」
武者小路實篤の裏表
『「新四谷怪談」を讀んで』を讀んで
幾何學線上の亂舞者机龍之助
室伏高信の「アメリカ」を讀む
「眞鍮の貞操切符」 アメリカニズムの自叙傳
僕の文學的履歴書
僕と蜂須賀小六
モダン・ドン・キホーテ
僕がもし大出版業者だつたら
一九三〇年の文學的展望
  一、文學は成長する
  二、ブルジヨア文學の分化
  三、左翼文學の新展開
  四、ニユウス・ヴアリユウのある文學
  五、批評の新職能
近代文學の都會性
新時代に生きる第一歩 文學の新しい觀賞法
文學とユートピア ボグダノフの「赤い星」を讀む
進歩的大衆文學としての「クォヴァデス」
新しい化粧法としての「形式論」
文壇に於ける産業革命
普選の文壇的収穫
時代色と文学
  時代色と文学
  一九三〇年代の時代色
  文學商品化の徹底
  ナンセンス文學の發達
  プロレタリア文學の新展開
文士洋行無用論
  一
  二
  三
  四
文壇に對する資本の攻勢
  一
  二
  三
株式會社としての學校經營
代官政治としての檢閲制度
『平凡』の廢刊と大衆雑誌の将來
一切萬事職業化時代
  一
  二
  三
社會時評一束
  樂士の失業
  屋根裏の警視總監
  内閣更迭
  菊五郎と勲章
  新聞學講座の開設
  知識階級の「自由」
  基督の形式論理
  思想善導饅頭
  新劇の大劇場進出
  賣勲事件
  勞働同盟の分裂
  産兒制限の實施

文学的戦術論

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